常にお客様の立場に立って、最良のサービスをご提供します

日本の貿易の歴史

  • HOME »
  • 日本の貿易の歴史

日本で初めて貿易が行われたと言われるのは、江戸末期の「幕末」と呼ばれている時代です。200年以上続いていた江戸幕府の鎖国政策が解かれた1854年の「安政の開国」のあとのことです。この時代の有名な坂本龍馬が商社のはじまりといわれる「亀山社中」をつくった人です。龍馬がつくった商社は、近代化の遅れた古い体制の江戸幕府を倒そうとしていた長州藩や薩摩藩のために、イギリスから最新の軍需品や蒸気船を買って応援しました。つまり、龍馬の商社は新しい日本をつくるのに大事な役割をはたしたというわけなのです。

江戸幕府が倒れて、新しい明治政府ができると、大都市に洋風建築・ガス灯・洋服といった西洋の新しい文化が急速に広まりました。この時期は「文明開化」と呼ばれている西洋の珍しいものを人々が欲しがった為、日本の貿易商人や商社は、そういうものをたくさん輸入しようとしました。それだけじゃなく、外国の人たちが欲しがっていた日本の生糸や茶などを輸出しようとしました。けれど、初めのうちはなかなか日本側の思うようにいかず、どうしてかというとその頃は日本に在留していた外国の商人が貿易を独占していたからなのです。

新しい明治政府は、イギリスやアメリカなどの「列強」と呼ばれる国との国力の差をうめるために、近代工業を育成しました。主な輸出品だった生糸などを生産する製糸工場や紡績工場をたくさん作りました。その工場で動かす近代的な機械を外国から買い入れたのは商社であります。また、こうした工場で生産された綿糸や織物、生糸などを外国にたくさん売ったのも商社なのです。やがて工場の機械が電気で動くようになると、今度は大量の電気をつくれる設備が必要になってきました。そこで、貿易の出番であり商社は外国から最新の発電設備を買い入れて、発電所をつくるのを助けました。貿易は日本の近代工業の育成を大きく支えたと言えるのです。

通関に関することなんでもお気軽にお問い合わせください TEL 06-6685-1515 受付時間 08:30 - 17:30 [ 土・日・祝日除く ]

PAGETOP
Copyright © ALS株式会社 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.